六月になりました

初夏の候 みなさんお元気ですか。
早いもので今年も半年経ってしまいました。

昨日とある続編映画を観てから空をぼんやり眺めることしばし‥。
「人生を祝福するような映画を作りたかった」
まさに主演男優の言葉にたがわない作品でした。


一作目公開されてから36年か‥ちょうど浪人中に美大予備校で初めて銅版画を作らせてもらったのがその年。
私事ですがそれから24年間あっちゃこっちゃで試行錯誤のあげく、ようやく小さな自分の工房を立ち上げたのが12年前。正直なところ最初は自分の作品を作るための砦のつもりで、教えるのはオマケぐらいのつもりでした。ところが想像以上に会員の皆さんが楽しく楽しい作品をたくさん作ってくれたおかげで、いつの間にか「自分の」ではなく来てくれる会員さんの工房だなと認識が変わっていきましたが、それは想定外にとても喜ばしいことでした。
「理由はファンのため。常にそうです」
続編を制作するに至った「決め手」を問われ主演男優はそう語りました。
まったく工房運営するにあたっても当然の覚悟として額に、いや銅版に刻まねばならない心持ちですね
ありがとうトム‥なかなか自分の作品制作にはそこまでの覚悟はできませんが「教官」ではなく、いつまでもひとりの「パイロット」でありたいという思いには強く共感しました。
これからも制作に来てくれる皆さんの刷りあげる時のドキドキを共有できるのが楽しみです。気軽に制作にいらしてください。
来所を心からお待ちしています。

12年前のガジュマル君はこんなだった

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です