エッチングらしい作品とは⁉︎

まだまだ寒い日が続きますね。
寒い日や雪の日になるとマーシーの「とても寒い日」という曲を思い出します。
ナマケモノの私には心情的にはシンクロ率100%の曲でした。

さて、千葉市美術館のワークショップ「エッチング、はじめての銅版画体験」まであとひと月になりました。おかげさまで多数の応募・問い合わせがあるようですが、抽選ですのでこれからでも奮ってご応募ください(2月8日[火]まで)

先日、ワークショップの予行練習ということで美術館ボランティアスタッフに協力いただきエッチング制作を体験してもらいました。
その制作の最中にいくつか質問をいただいだいたのですが、その中に「エッチングにはどういう絵柄が向いてますか」「この下絵で銅版画らしくなりますか」等の質問がありました。

なるほど、銅版画(エッチング)を制作したことのない方にとっては至極当然の質問かもしれません。結論から申し上げますと「どのような絵柄や下絵を考えてこられても銅版画だからって特に問題はない」です。
もちろんエッチングの特性から「線」や「点」で描画していくことになるので、それに向いた絵柄や下絵を考えた方がエッチングの特性を十二分に活かせるに違いはないのですが、あまりそれにとらわれると逆にイメージの発想を狭めることになるのではと考えます。
「エッチングだからこういうのがいいのかな」も大事ですが、「こうゆうのが描きたいのだけれどもエッチングにしたらどうなるかな」も良いのではないでしょうか。

また、あるイメージがあってそれをエッチングの「線」や「点」で描いていくという過程の中で、そのイメージに変化や展開が生まれるのも面白さのひとつです。
私も銅版画歴が長く色々な作品を描いたり見たりしてきた中で、知らず知らずに考えや発想が「銅版画脳」になってきてしまい、つい銅版画の特性に合うようなイメージ作りをしてしまうのでよくないなぁと自戒することも度々‥。
限りある時間の中「知らない者の強み」で作ったスタッフ達の刷り上った作品を見て新鮮な思いがしました。

というわけで無理に銅版画だからといって最初から銅版画らしい作品を作ろうとしなくても良いのではないかなと思います。刷ると意外なほどザッツ エッチング!になりますのでご心配なく。


プライバシーの観点から謎の制作風景ですが‥

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